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狂言・・日本の文化

「狂言」という文字が文献に初めて登場するのは、いまからおよそ650年も昔、室町時代のことです。狂言の前は「猿楽(さるがく)」(平安、南北朝時代)、その前は「散楽(さんがく)」(奈良時代)と言われていました。「散楽」とは中国から渡ってきた大衆芸能のことです。
室町時代に演じられた狂言の演目が詳しく書かれた資料が茂山家にも残されていますが、その中にはいまに続くものもあり、かなり現代に通じるような形に整っていたと考えられます。また、この頃から狂言役者は、財力と権力をもった人たちに抱えられて生きていくことになりましたから、時代の流れに大きな影響を受けることになりました。戦国時代には世情の乱れの中で混乱しますが、やがて織田信長、豊臣秀吉の時代になると再び保護されて落ちつきを戻します。江戸時代には、能とともに幕府の儀式に演じられる式楽(しきがく)というものに定められ、経済的に安定した中で、さらに型がきちんと決められ、親から子へ代々その芸を伝承していく流れが整いました。
しかし、明治維新で江戸幕府が消えると、式楽として大名家などに保護されてきた能楽師たちは解雇されてしまいました。そののち、来日した外国人に観せる芸能として、能は重宝されましたが、狂言は能が演じられるまでの休憩時間のように捉(とら)えられ、狂言の舞台上演中にも関わらず客席は騒がしく、まるで無関心の状態だったこともありました。


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2007年12月19日 09:41に投稿されたエントリーのページです。

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